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美容室ホームページに必要なページ構成。スタッフ・スタイル・メニュー・ブログの正解

美容室のホームページを作るときに、最初に決めるべきは「どのページを作るか」「各ページにどんなセクションを置くか」というサイト構成です。デザインや色を考える前に、骨格を決めることがサイト全体の成果を左右します。

競合の有力サロンサイトを10件以上比較分析すると、上位のサロンのサイトは、ある共通の構成パターンに収束していることが分かります。サイト構成には「正解」に近いものが存在し、これを外すと、お客様が必要な情報にたどり着けないサイトになります。

この記事では、市場上位の美容室サイト9件の分析から導き出した「標準的な12セクション構成」を解説し、それぞれのセクションで何を見せるべきか、多店舗対応や採用ページとの連携まで含めて整理します。

美容室サイトの標準12セクション

セクション1:ヘッダー

ページ最上部に固定表示する領域です。左にロゴ、右にナビゲーション、右端にWEB予約・電話・LINEの3つのCTA(行動喚起)を配置します。スクロールしてもヘッダーが上に張り付く設計(スティッキーヘッダー)が標準です。

セクション2:ヒーロー

サイトを開いたときに最初に目に入る、フルスクリーンの見せ場です。サロンの世界観を一枚の写真と一行のコピーで伝える領域。動画ではなく静止画+英文大見出し+日本語サブの構成が、表示速度とSEOの観点で推奨されます。

セクション3:コンセプト・グリーティング

サロンの想い、コンセプト、店主の挨拶を伝える領域です。短すぎても伝わらず、長すぎても読まれません。300〜500字程度で、サロンが何を大切にしているか、誰のためのサロンかが伝わる文章を置きます。

セクション4:ピックアップ・3つの特徴

「01」「02」「03」と番号付きで、サロンの強みを3つ並べる領域です。技術力・空間・接客、あるいは縮毛矯正特化・白髪染め専門・カラー専門など、自店の差別化ポイントを明示します。お客様の「ここを選ぶ理由」を作る重要セクションです。

セクション5:メニュー

料金表を2カラムで見せる領域です。カット、カラー、パーマ、トリートメントなどのカテゴリ別に並べ、所要時間と料金を明記します。「指名料」「初回特典」「キャンペーン」も必要に応じて記載します。

セクション6:スタイリスト

顔写真+名前+役職+得意分野+ひとことコメントの形でスタイリスト全員を紹介する領域です。グリッド配置で、それぞれのスタイリスト詳細ページへリンクします。指名予約への導線になります。

セクション7:スタイル・ギャラリー

施術スタイルの写真を、カテゴリフィルター(ショート/ボブ/ミディアム/ロング/カラー別)付きで一覧表示する領域です。Instagramフィードと連携させるサロンも増えています。新規顧客の「自分の理想のスタイルに対応してくれるか」の判断材料になります。

セクション8:ブログ・ダイアリー

サロンのブログ最新3〜6件を表示する領域です。サムネイル+タイトル+投稿日+カテゴリで横並びに表示します。SEOと運用継続の両面で重要なセクションです。

セクション9:サロン情報・店舗情報

店舗の住所、電話番号、営業時間、定休日、地図、駐車場情報を表示する領域です。Google Mapを埋め込み、店舗の外観写真も併せて掲載します。アクセス情報は来店判断に直結する重要要素です。

セクション10:Instagramフィード

Instagramの最新投稿を6〜9枚並べる領域です。動的に更新されるコンテンツとして、サイトの鮮度を保ちます。Instagram運用が活発なサロンでは、ここからのフォロー獲得も期待できます。

セクション11:採用バナー

採用ページへの誘導バナーです。「美容師募集」のキャッチコピーと、応募ボタンを配置します。求職者がトップページから採用情報にたどり着けるようにします。

セクション12:フッター

サイトの最下部に、店舗情報、ナビゲーション、SNSリンク、コピーライトを配置します。フッターから各ページに飛べる「サイトマップ的」な役割を持たせます。

ナビゲーションの標準項目

ヘッダーのナビゲーションは、7〜8項目に収めることが推奨されます。多すぎるとお客様が選びきれず、少なすぎると情報にたどり着けません。標準的な構成は次の通りです。

  • HOME(トップへ戻る)
  • CONCEPT(コンセプト・サロン紹介)
  • MENU(メニュー・料金)
  • STYLIST(スタイリスト紹介)
  • STYLE(スタイルギャラリー)
  • DIARY(ブログ)
  • SALON(店舗情報)
  • RECRUIT(採用情報)
  • RESERVE(予約)…CTAボタンとして別配置

多店舗展開している場合、「SALON」を「SALONS」とし、店舗一覧ページに誘導します。

セクションの順序を決めるロジック

意思決定の流れに沿う

お客様がサロンを選ぶ時の意思決定は、おおむね「興味→共感→検討→比較→決定」の流れです。サイトのセクション順は、この流れに沿うのが原則です。

ヒーローで興味を引き、コンセプトで共感を作り、特徴・メニュー・スタイリストで検討材料を渡し、スタイルとブログで比較に耐えるコンテンツを見せ、サロン情報と予約導線で決定まで運ぶ。この流れがブレなければ、サイトの離脱率は下がります。

スマホでの縦スクロールを意識する

美容室サイトの閲覧は8割以上スマホです。お客様は縦に上から下にスクロールしながら情報を取り込みます。各セクションを「スマホ画面1〜2スクロール分」に収め、見出しでスクロールの区切りを明示する設計が読みやすさを生みます。

重要情報は2か所以上に置く

予約導線、LINE登録、電話番号といった重要情報は、ヘッダーCTA、フッター、サロン情報セクション、複数箇所に配置します。お客様がスクロールしてどの位置にいても、行動に移せる状態を作ります。

多店舗展開する場合の構成

SALON LIST セクションを追加

複数店舗を持つサロンは、ヒーローとコンセプトの間に「SALON LIST」セクションを追加します。各店舗の外観写真+店舗名+エリアをカード形式で並べ、それぞれの店舗ページにリンクします。

店舗ごとに独立したサブページ

各店舗には、その店舗専用の詳細ページを設けます。店舗住所、その店舗のスタイリスト、その店舗のメニュー、その店舗のブログ、Googleマップ、駐車場情報を独立して掲載します。地域SEOの観点でも有効です。

店舗をまたいだスタイリスト検索

「全店舗のスタイリスト一覧」と「店舗別スタイリスト一覧」の両方を持てる構造が理想です。お客様は「スタイリストで選ぶ」「店舗で選ぶ」の両方の動線を持ちます。

採用ページとの連携

独立した採用ページを持つ

美容師採用は売上以上に重要な課題です。トップページの採用バナーから飛ぶ独立した採用ページを作り、応募者の視点で必要な情報を体系化します。

採用ページの構成要素

  • サロンの想い・代表メッセージ
  • 働くスタイリストのインタビュー
  • キャリアパスと教育制度
  • 給与・福利厚生
  • 1日のスケジュール例
  • 研修・セミナー制度
  • 応募フォーム

採用ページの完成度は、応募率を大きく左右します。トップページのデザインと同じ品質で作り込むべき領域です。

SEOを意識した内部リンク設計

関連コンテンツの自動表示

各ページの下部に、関連するコンテンツへのリンクを自動表示します。スタイル詳細ページからスタイリスト紹介へ、ブログ記事から関連メニューへ、というクロスリンクを張ることで、サイト内の回遊性とSEO評価が上がります。

パンくずリストの配置

各下層ページに「HOME > STYLIST > 田中スタイリスト」のようなパンくずリストを表示します。お客様の現在位置の把握と、検索エンジンの構造理解の両方に効きます。

サイト内検索の実装

スタッフ数が多いサロン、メニューが多いサロン、ブログ記事が増えてきたサロンは、サイト内検索機能を持つと回遊性が上がります。WordPressなら標準で実装可能です。

避けたいセクション構成のアンチパターン

パターン1:ヒーローの直後に料金

サロンの世界観を見せる前に料金を出すと、安いサロンかどうかの基準だけで判断されます。コンセプトと特徴を間に挟み、価値を感じてから料金を見せる順序が原則です。

パターン2:スタイリスト紹介がない

美容室の選定基準で「人」は重要です。スタイリスト紹介がないサイトは、技術と空間の判断ができても、安心感を作れません。最低でも代表スタイリストのプロフィールは必須です。

パターン3:予約導線が分かりにくい

サイト内に「予約」ボタンが見つけにくい、複数の予約方法が混在している、リンク先が分からないなどは、CVRを直接下げます。ヘッダー固定、フッター固定、サロン情報セクションの3か所に明確に置くのが原則です。

パターン4:ブログがあまりに古い

ブログを設置したが、最終更新が半年前以上、というサイトは、運用が止まっている印象を与えます。更新できないなら、トップページに表示しない、または削除する選択も視野に入れてください。

よくある質問

セクションを増やしたいのですが、何個まで大丈夫ですか?

トップページは標準12セクションが目安です。それ以上はスクロール長が伸びすぎ、離脱の原因になります。情報を追加したい場合、下層ページに分けることをおすすめします。

動画を入れたほうがいいですか?

動画は表示速度を遅くしやすく、SEOに不利になることがあります。どうしても入れたい場合、サイトに直接埋め込むのではなく、YouTubeのリンクとして外部表示するか、自動再生なしの設定にしてください。ヒーロー動画は推奨しません。

1ページサイトでも美容室は機能しますか?

1ページサイト(LP型)は、新規オープン時の仮サイト、特定キャンペーンの専用ページとしては有効です。本格運用するメインサイトとしては、各ページが独立したマルチページサイトが推奨です。SEO、運用、拡張性の全てで有利になります。

テンプレを使うと自動的にこの構成になりますか?

美容室向けのWordPressテーマやサイトテンプレートは、ある程度この構成に近いものが多くなっています。ただしテンプレを使うだけでは、サロンの個性が伝わるセクションの作り込みは別途必要です。骨格は標準、中身は店舗ごとに作る、という考え方です。

まとめ

美容室ホームページの標準構成は、ヘッダー・ヒーロー・コンセプト・特徴・メニュー・スタイリスト・スタイル・ブログ・サロン情報・Instagram・採用バナー・フッターの12セクションです。お客様の意思決定の流れに沿った順序で、スマホでの縦スクロールを意識した設計、重要情報を複数箇所に配置する、この3つが原則です。

多店舗展開する場合は「SALON LIST」を追加し、各店舗の独立ページを持つ構造に拡張します。採用ページは独立した完成度を持たせ、応募者視点で必要な情報を体系化します。SEOの観点では、関連コンテンツの自動表示、パンくずリスト、サイト内検索といった内部リンク設計が重要です。

セクション構成は「正解」に近いものがある一方で、サロンの個性を表現する余地は中身の作り込みにあります。標準構成を骨格とし、各セクションでサロン独自の魅力を伝える、この発想で設計すれば、訪問者にとって分かりやすく、サロンにとって成果の出るサイトになります。

ホームページ制作の相談はLINEから

「今のサイトに何のページを足すべきか分からない」「採用ページを充実させたい」「多店舗展開を見据えた構成にしたい」という段階の方は、LINEから気軽にご相談ください。サロンの状況に合わせた構成設計をお伝えします。

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